諦めない若者のそばには、諦めない大人がいる。

 

 

約6人に1人の子どもたちが貧困状態にいます。

貧困による物資の欠如、つながりの欠如、そして教育や体験などの学びの欠如。そして、それらの欠如による諦めの連鎖。「本当はやりたいけど、我慢しなきゃいけない」「親に負担をかけたくない」
貧困という壁にぶち当たり、自分の将来に希望を持てない子どもたちがこのまま大人になってしまったら、貧困は世代を超えて連鎖してしまう。ここで何としてでも食い止めなければならない。

 

行政や地域のNPOのセーフティネットからこぼれ落ちてしまっている子どもたちもたくさんいます。だからこそ、目の前の貧困問題に苦しんでいる子どもたちと、地域の貧困課題をなんとかしたいという想いを持つ大人がつながり、地域全体で子どもの成長を支えるまちを実現させていかなければなりません。

 

「貧困が連鎖しないまち」の実現を目指し、B@SEはアクションしていきます。

 

最新情報



B@SE事業部 ユースワーカーとは?


 

本当に支援を必要としている子はその場所には来られない

 

子どもの貧困をなんとかしようと、学習支援教室や子ども食堂などが地域の中にたくさん開かれるようになりました。安心して過ごせる居場所とつながることで、貧困に苦しむ子どもたちがたくさん救われています。

ただ、様々な事情により、それらの居場所にすら来られない子どもたちもたくさんいるのが現状です。ではそのような子どもたちにどうやってアプローチすればいいのか?子どもたちと、地域の居場所をつなげる役割を果たす人材が必要になっています。

 


 

「好きなこと・できること」にアプローチする 

 

「支援」というと、子どもたちの「できないこと」に対してのアプローチが浮かぶと思います。もちろんそのような支援のアプローチも必要ですが、子どもたちとの関係性をつくりたいと思った時に、そのようなアプローチだけでは足りないのではないかと感じています。

サッカーが好きな子なら、一緒にサッカーをやったり、一緒に欧州のサッカーの試合を見たり、一緒にサッカーのゲームをしたり。本人の「好きなこと・できること」に対してアプローチしていくことで、子どもたちとの関係性をつくり、地域の居場所や学びの場へとつなげていきます。

 


 

地域の資源を組み合わせて、居場所をつくりだす

 

「地域の子どもたちのために何かしたい」という想いを持つ大人が持っている資源(人・もの・場所・機会)を組み合わせて、子どもたちの居場所や学びの場をつくっていきます。 

子どもたちの状態によって、必要な支援や関わる人材は変わります。ユースワーカーが子どもたちと日頃関わり合い、ニーズを把握していくことで、適切な支援・資源を組み合わせ、オーダーメイドしていきます。

 


B@SE事業部スタッフ


B@SE ユースワーカー

田邉 献 / Ken Tanabe

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1989年生まれ 山梨県南アルプス市出身

中学生時代は陸上長距離に没頭し、高校時代に自分の視野の狭さに気づく。漠然と違和感を感じていた、身の周りにいる“つまらなそうな大人”像やメディアが報じる“大人社会”のネガティブな情報。「どうして楽しく生きないのだろう?」「自分はやりたいことをやろう。」という想いのもと、浪人をへて大学へ。自分のやってみたいことを取り組み、できたという実体験を、未来を担う子どもへ伝えるべく教員免許を取得。一般企業に就職後、学校現場以外の場でも自分の想いを子どもに届けられると考え、機会を模索し、発信していた中で出会った人や繋いでもらった機会、自分の想いに向き合いながら「人と人がつながり学び合う」可能性を実感。その後、社会課題である「子どもの貧困問題」に直面、使命感を感じ学習支援を実施している。

B@SE ユースワーカー

芦沢 郁哉 / Ikuya Ashizawa

Facebook : Instagram

1992年生まれ 山梨県甲府市出身

高校まではひたすらサッカーに打ち込む日々を過ごす。大学進学を機に東京へ。一人暮らしをする物件探しをしている最中に東日本大震災が発生。その経験が日常の生活や社会について考え直すきかっけとなり、地元山梨県の学習支援団体で子どもたちと関わり始めた。様々なしんどさを抱えた子どもたちと関わる中で、高校に合格させるだけでは困難の根っこの部分までは解決できないこと、学校や家庭だけではなく様々なセクターが協働しなければ問題は解決できないことを実感する。その後、「人と人とがつながり学び合う場づくり」を実践するNPO法人bondplaceに理事として参加。様々な専門家がお互いを活かし合い、アイディアを磨いていく学びの場をつくっている。


運営団体


NPO法人 bond place

 

「人と人とがつながり、学び合う場づくり」をミッションに掲げ、複雑に絡み合う社会課題を様々な専門家が協働して活動できるように、人と人をつなげる”ボンド=接着剤”の役割を果たしている団体です。「貧困問題」も学校だけ、行政だけ、家庭だけで解決できる問題ではなく、地域の人も含めた様々な人がつながり、協働することが必要です。1人の子どもを支える大人のネットワークを、地域の中につくっていくことで、地域全体が子どもの育ちに関わる生態系づくりを目指しています。

 

NPO法人 bond placeのホームページはこちらです!